楽天カードとそのワンランク上の楽天ゴールドカード。楽天カードを発行する上で「正直どっちがお得なの!?」と気になっていませんか?
実は使い方によって、2,200円(税込)という格安で発行できる楽天ゴールドカードの方が圧倒的にお得になる場合があるのです。
楽天カードには年会費がかからず、楽天ゴールドカードには年会費が発生するなどのポイントがありますが、年会費など関係なくお得になります。
一方で使い方によっては通常の楽天カードの方がメリットが多い場合も当然あります。
ここでは、楽天カードと楽天ゴールドカードの違いなどを徹底的に比較していきます。
また「じゃあどっちを選べばいいの?」という方の為に、それぞれのカードがおすすめな人や選び方も詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
2021年4月1日~楽天ゴールドカードのSPU5倍特典がなくなりました。
そのため、楽天カードとの特典の差は空港ラウンジを年に2回無料で利用できるかどうか、AMEXブランドを選べる、この2つだけになります。
なので楽天ゴールドカードの価値はかなり落ちたのが現状です。
楽天カードの特徴
基本還元率 | ・通常:1%~ ・楽天市場:3%~ |
---|---|
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB/AMEX |
ETCカード | 550円(税込) ※会員ランクにより無料 |
家族カード | 無料 |
楽天カードは年会費無料カードのなかでも不動の人気を誇るクレジットカードです。
ユーザーの多い楽天市場で使える楽天ポイントがどこで使っても1%以上貯まるのが特徴です。
では、より詳しく楽天カードの特徴を確認していきましょう。
年会費無料で還元率1%以上
楽天カードは、付帯する国際ブランド(VISA・MasterCard・JCB・AMEX)が対応する店舗であればネットでもリアル店舗でも還元率1%でポイントを貯めることが可能です。
もちろん、通信費や光熱費などの毎月決まってかかる支払いでも1%でポイントを貯められるのが大きなメリットとなっています。
楽天市場での還元率は3%以上
楽天カードを楽天市場で利用すると、還元率は基本3%となります。3%という還元率は、楽天ポイントアッププログラム(楽天SPU)によるものです。
楽天SPUは、楽天市場での買い物時に条件を満たすとポイントアップするシステムのこと。エントリー不用で条件を満たすと自動的にポイント還元率が上がっていきます。
楽天カードを持っていると、基本の1%還元にさらに2%が上乗せされるので合計で3%還元となるのです。
楽天SPUには、次のような条件があります。
- 通常ポイントとして1倍
- 楽天カードで決済する(+2倍)
- 楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード、楽天ブラックカードで決済する(+2倍)
- 楽天銀行の口座から、楽天カード利用分を引き落としで+1倍
- 楽天モバイル利用で+1倍
- 楽天電気加入+利用で+0.5倍
- 楽天トラベル対象期間の利用で+1倍
- 楽天市場アプリでの買い物で+0.5倍
- 楽天の保険+楽天カード支払いで0.5倍
- 楽天ブックス付き回1注文1,000円以上で+0.5倍
- 楽天Koboで電子書籍月1回1注文1,000円以上の買い物で0.5倍
- 楽天Pashaでトクダネ対象商品の購入+レシート申請で合計100ポイント獲得で+1倍
- 楽天TVのNBASpecialまたはパ・リーグSpecial加入・契約更新で+1倍
- Rakuten Fashionを月1回以上利用で0.5倍
- 楽天ビューティで月1回3,000円以上の利用で+1倍
- 楽天証券を月1回500円以上のポイント投資+1倍
⇒SPUの合計最大16倍
楽天SPUは誰にでもクリアしやすい条件も多いので、せっかく楽天カードを持っているなら少し意識してみるとより効率的にポイントを貯めることが可能です。
楽天SPUはすべてクリアすると最大でポイントが16倍にもなるので、ぜひ挑戦してみましょう。
通常の楽天カードではSPUが最大14倍となります。
18歳以上の方なら誰にでも作りやすいカード
楽天カードは申し込み条件にもあるように、高校生を除く18歳以上の方なら誰でも申し込むことのできるクレジットカードです。
楽天カードは無料のクレジットカードの中でも、比較的審査難易度が低く誰でも持ちやすいクレジットカードだといわれています。
- 18歳以上(高校生不可)なら誰にでもチャンスがある
- 自社サービスを積極的に利用してもらいたいという意図のカード
- クレジットカードの中でも作りやすい部類に入る
クレジットカードは種類によって審査難易度に差があるのです。
楽天カードの場合は、流通系と呼ばれるスーパーなどが発行するクレジットカードの仲間に近い分類になります。
クレジットカードのポイント還元率によって、自社のサービスを積極的に使ってほしいという意図のカードですね。
そのため、会員数を増やすことが必要なのでよほどの問題がなければ誰にでも気軽に持ちやすいクレジットカードといえます。
審査難易度があまり高くないとはいっても、次のような場合は審査に落ちる可能性が高くなります。
- 半年以内にクレジットカードの審査落ちがある
- 過去2年間に複数回クレジットカードの支払いの遅れがある
- 過去5年以内にクレジットカードを強制解約されている
もし該当するようなら、期間をあけて申し込みをして一度で審査に通過するようにしたいですね。
楽天カードの審査基準については『楽天カードの審査は甘い?審査に落ちる原因や審査に通る為のチェックポイントを解説!』の記事で詳しく解説しています。審査に落ちたくないと思っている方はぜひ合わせて参考にしてみてください。
楽天Edyでもポイントを貯められる
楽天カードはクレジットカードなのですが、楽天Edy機能もついています。
- 楽天カードからのチャージで0.5%還元
- 楽天Edy利用時に0.5%還元
⇒合計1%還元
楽天Edyは『クレジットカードが使えないけれど、電子マネーはOK』というお店や「急いでいてサインをする暇も惜しい。」という場合に役立つ機能です。
チャージで0.5%に加えて、利用したときにも0.5%の還元率ですので合計1%となり、楽天カードで支払いをした時と同様にポイントが貯められます。
国際ブランドは代表的な4種類から選べる
クレジットカードには、国際ブランドといって決済のシステムを提供しているブランドのロゴが入っています。
VISA・MasterCard・JCBなどが日本で使いやすい代表的な国際ブランドです。楽天カードの場合には、次の4種類の国際ブランドから選ぶことができます。
- VISA
- MasterCard
- JCB
- AMEX
海外で幅広く使うならVISAかMasterCardがおすすめですが、国内での利用が主ならJCBでも全く問題ありません。
国際ブランドのざっくりした選び方ですが、下記を参考にしてみてくださいね。
- VISA:世界NO.1シェアなのでよく海外で利用する人におすすめ。
- MasterCard:ApplePayを利用したい人におすすめ。海外でも使いやすい。
- JCB:一番デザインが豊富。ApplePayとも相性が良い。
- AMEX:ステータスを感じさせる。JCBと提携で加盟店も豊富。
国際ブランドによって選べるデザインに差がある
楽天カードの場合には、国際ブランドによって選べるカードの券面のデザインに差があります。
VISAブランドを選んだ場合には、シンプルな通常デザインとお買いものパンダの2種類です。
MasterCardブランドを選んだ場合には、次のデザインが選べます。
- 通常デザイン
- お買いものパンダデザイン
- 楽天イーグルスデザイン
- FCバルセロナデザイン
- ディズニー・デザイン
- YOSHIKIデザイン
JCBブランドを選んだ場合が最も多くの券面が選択可能です。特にディズニー・デザインが選べるのはJCBだけの特徴になります。
- 通常デザイン
- お買いものパンダデザイン
- 楽天イーグルスデザイン
- FCバルセロナデザイン
- ディズニー・デザイン
カードの券面にこだわりがある場合には、国際ブランド選びの際に上記を意識するのがおすすめです。
家族カード無料・ETCカードは条件付きで無料
楽天カードの場合、家族カード・ETCカードを付帯させることができます。
- 家族カード:無料
- ETCカード:通常年会費500円/条件付き無料
家族カードは本会員と生計を同一にしている18歳以上の家族が持てるカードです。こちらは、楽天カードの場合は年会費・発行手数料ともに無料となります。
ETCカードは楽天カードの場合には年会費が500円発生します。ただし、楽天市場の会員ランクの条件を満たすと年会費は無料です。
- 楽天市場の会員ランクがプラチナ・ダイヤモンド
- 年会費請求月の会員ランクで判定
定期的に楽天市場を利用したり、楽天ポイントを貯めているという人ならそれほど難しい条件ではありません。
ETCカードさえ無料にすれば、楽天カードは維持費のかからないクレジットカードですのでぜひ条件を満たしてETCカード無料を目指しましょう。
海外旅行傷害保険が利用付帯
楽天カードは年会費が無料のクレジットカードの中では、かなり補償内容の充実した海外旅行傷害保険が付帯しています。
利用付帯と言って、ツアー代金や交通費などの一部でもよいので楽天カードで出国前に決済することが保険の適用条件です。
楽天カードの海外旅行傷害保険の内容は以下の通りです。
保険内容 | 金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 200万円 |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円 |
救援者費用 | 200万円 |
携行品損害 (免責金額3,000円) |
20万円 |
海外で病気やケガなど病院にかかることになると、国内なら使える健康保険が適用されません。通常の健康保険では働いている世代の方であれば3割負担が普通ですよね。
しかし、健康保険が適用されないために海外ではすべて自己負担で医療費を支払わなければいけません。
それだけでも高額な出費が予想されますが、通貨のレートによってはより負担が大きくなります。
せっかくの楽しい旅行が最悪な思い出になってしまわないように、もしもの時の海外旅行傷害保険は旅する人の必須サービスです。
楽天ゴールドカードの特徴
基本還元率 | ・通常:1%~ ・楽天市場:5%~ |
---|---|
年会費 | 2,200円(税込) |
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB |
ETCカード | 無料 |
家族カード | 550円(税込) |
楽天ゴールドカードは、楽天カードのワンランク上のクレジットカードであるため楽天カードの機能はすべて備えています。
通常の楽天カードとの大きな違いとしては、次のような点が挙げられます。
- 楽天市場での還元率が5%(楽天カードは3%)
- 国内外の空港ラウンジが利用できる(年2回)
- コールセンターがゴールドカード専用デスク
- 家族カードが有料
- ETCカードが無料
- 紙の明細書の郵送が無料
では、楽天ゴールドカードだけの特徴について詳しく解説していきましょう。
楽天市場での還元率が5%
楽天ゴールドカードは、楽天SPUによって楽天カードよりもさらにポイント還元率が高まるのが特徴です。
具体的には楽天市場での通常還元率が5%となります。内訳は以下の通りです。
- 通常ポイント:1%
- 楽天カード利用:+2%
- 楽天プレミアムカード・ゴールドカード利用:+2%
上記のようなポイントアップがありますので、常に5%還元で楽天市場で買い物が可能です。
わかりやすいように、毎月1万円を楽天市場で買い物をした場合、1年で以下のような差がつくようになります。
楽天カード | 楽天ゴールドカード | |
---|---|---|
1か月 | 300ポイント | 500ポイント |
1年 | 3,600ポイント | 6,000ポイント |
なんと、1年にすると2,400ポイント、すなわち2,400円分もの大きな差が出てくるわけです。
もっと楽天市場を利用しているという方なら、この差はもっと大きくなります。
年間の獲得ポイントによっては「年会費がかかるカードは最初から選択肢に入れない!」という考え方は反対に損をしている可能性もあります。
毎月9,250円以上楽天市場で買い物をしているなら、年会費を考えても楽天ゴールドカードを作成または楽天カードから切り替えをしても損はしないのです。
国内と一部海外の空港ラウンジが利用可能
『ゴールドカードは空港ラウンジが使える』というイメージをお持ちの方も多いですよね。
空港ラウンジを利用したい、という理由でゴールドカードを持ちたいという方も少なくありません。
楽天ゴールドカードの場合は2018年9月からは年に2回まで無料という制限がついてしまいましたが、国内と一部海外の空港ラウンジが利用できます。
具体的な空港ラウンジの利用できる空港は以下の通りです。
- 新千歳空港
- 函館空港
- 青森空港
- 秋田空港
- 仙台国際空港
- 新潟空港
- 富山空港
- 小松空港
- 成田国際空港
- 羽田空港(国内線ターミナル)
- 中部国際空港セントレア
- 関西国際空港
- 伊丹空港
- 神戸空港
- 岡山空港
- 広島空港
- 米子鬼太郎空港
- 山口宇部空港
- 高松空港
- 松山空港
- 徳島阿波おどり空港
- 福岡空港
- 北九州空港
- 大分空港
- 長崎空港
- 阿蘇くまもと空港
- 鹿児島空港
- 那覇空港
- ダニエル・K・イノウエ空港(ハワイ)
- 仁川空港(韓国)
「空港で飛行機に搭乗するまでの時間をゆったり過ごしたい。」という願いを叶えてくれる空港ラウンジ。静かな空間でドリンクを飲んで休憩することで、より出張や旅の質が上になることに間違いありません。
楽天ゴールドカードは、2018年9月から年に2回まで無料という制約がついてしまった為、たまに空港ラウンジが使えればOKというライトユーザー向けともいえるでしょう。
毎月のように空港を利用し、ラウンジも利用したいという方はより上位の楽天プレミアムカードも選択肢になります。
楽天プレミアムカードについては『【楽天プレミアムカードの特典と口コミ】最大の魅力はプライオリティパスの無料付帯!』の記事で詳しく紹介しています。
コールセンターがゴールドカード専用デスク
クレジットカードの疑問、困ったことが出てきたときに頼りになるのがコールセンター。楽天ゴールドカードの場合にはゴールドカード専用デスクがあります。
通常の楽天カードでは、ユーザーが非常に多いために電話が繋がりにくいという声が聞かれることも。
しかし、楽天ゴールドカード会員の場合にはカード裏面に記載のゴールドカード専用デスク(楽天プレミアムカードと兼用)がありますので比較的電話が繋がりやすいという特徴があります。
仕事やプライベートなどで忙しくしていると、なかなかカード会社に電話する時間がとれなかったり、せっかく電話をかけても繋がらなかったりと不便を感じることがあると思います。
ぜひゴールドカード専用デスクを活用して、カード会社に電話をするときに感じる不便を軽減してくださいね。
家族カードが有料
楽天ゴールドカードの場合には、家族カードが有料となっています。
- 年間税込み550円
- 5枚まで発行可能
18歳以上の家族が対象となるので、もちろん通常の楽天カードをそれぞれで発行することも可能です。
家族がゴールドカードにこだわりがなければ、通常の楽天カードをそれぞれで所持するのもよいでしょう。
ETCカードが無料
楽天ゴールドカード本体には年会費が2,000円かかりますが、ETCカードに関しては条件なしで年会費が無料となっています。
- 楽天カードではETCカードの年会費が550円(税込)
- 楽天ゴールドカードでは発行も維持も無料
通常の楽天カードの年会費は税込550円なので、ETCカードを無料にするために年会費が2,200円の楽天ゴールドカードを選ぶというのはおすすめしません。
しかし、楽天ゴールドカードには楽天市場での5%還元や空港ラウンジなどの通常の楽天カードにはないメリットがありますよね。
また通常の楽天カードではプラチナ以上の楽天市場会員ランクを維持する必要がありますが、楽天ゴールドカードでは「無料になる条件を気にしなくてよい。」というのが大きなポイントです。
紙の明細書の郵送が無料
通常の楽天カードの場合は、紙の明細書の郵送に一回税込84円がかかります。
もちろんWEB明細は無料で見られるので問題はあまりないのですが、手元に郵送で紙の明細書が届いた方が楽だと感じる方もいるでしょう。
楽天ゴールドカードの場合は、紙の明細書の郵送は無料となっているので、「紙の明細じゃないと嫌!」という方は楽天ゴールドカードのメリットをより大きく感じれるでしょう。
楽天カードと楽天ゴールドカードを比較!まずは違いを知ろう!
楽天カード | 楽天ゴールドカード | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 2,200円 |
通常の還元率 | 1%~ | 1%~ |
楽天市場 | 3% | 3% |
家族カード | 無料 | 550円(税込) |
ETCカード | 550円(税込) | 無料 |
空港ラウンジ | 不可 | 国内+一部海外 |
楽天カードと楽天ゴールドカードの違いを知るために、表で比較を確認してみましょう。
ここからは、上記の表の内容も含めて楽天カードと楽天ゴールドカードの違いについて詳しく解説していきます。
基本的な特典は同じ
実は楽天カードと楽天ゴールドカードは、ベースとなるカードの機能に大きな差はありません。
具体的には次のような機能が共通しています。
- 通常の国際ブランド加盟店での還元率が1%
- 海外旅行傷害保険の内容
- 楽天Edy機能
- 選べる国際ブランド(ゴールドはAMEXの選択肢はない)
なので、楽天カードと楽天ゴールドカードの違いの中で選ぶポイントとしては、楽天市場での還元率や空港ラウンジの利用の有無あたりを検討してみると良いでしょう。
楽天ゴールドカードは年会費2,200円
楽天カードと楽天ゴールドカードの一番分かりやすい違いは、やはり年会費です。
- 楽天カード:永年無料
- 楽天ゴールドカード:2,200円(税込)/年
そのため、単純に獲得ポイントと年会費の差で比較をすると、月に9,250円以上楽天市場で買い物をする人なら楽天ゴールドカードの方がポイント還元によってお得になります。
- 楽天市場で毎月9,250円以上使う人:楽天ゴールドカードがお得
- 楽天市場で毎月9,250円未満の人:楽天カードがお得
毎月の楽天市場での買い物金額が9,250円以下の場合には、年会費無料の楽天カードの方がポイントの面では得になります。
- 9,250円×12ヶ月=111,000円
- 111,000円×5%=5,550ポイント
上記が楽天ゴールドカードの方が楽天カードよりも獲得ポイントの面でお得になる条件です。
毎月楽天市場で9,250円買い物をすると、年間での利用額は111,000円となります。
上の式に当てはめて計算してみましょう。楽天ゴールドカードの楽天市場での還元率は5%、楽天カードの場合は3%ですね。
月9,250円という利用額で計算してみます。
- 楽天ゴールドカードでの獲得ポイントは年間5,550ポイント
- 楽天カードでの獲得ポイントは年間3,330ポイント
- 獲得ポイントの差は2,220ポイント
以上のことから月に9,250円楽天市場で買い物をするというラインが、楽天ゴールドカードと楽天カードのどちらがお得になるかの分かれ目です。
申込みできる年齢に差がある
楽天カードと楽天ゴールドカードは申込み条件の年齢に違いがあります。
- 楽天カード:18歳から申し込み可能
- 楽天ゴールドカード:20歳から申し込み可能
多くのゴールドカードでは、『20歳から申込み可能』というものが多いのですが楽天ゴールドカードの場合も同様に20歳から申込み可能です。
また楽天ゴールドカードの場合は、公式サイトに記載の条件では『学生不可』となっています。
実際の口コミなどでは「学生だけど作れた!」というようなものも見かけることがありますが、アルバイトの収入などその他の条件が重なり審査に通過したという可能性も考えられます。
学生の方は、まずは楽天カードから始めてみるのが無難です。
楽天カードの申し込み年齢や基準は『楽天カードの年齢は何歳から申込可能?楽天カードの申込基準を解説!』の記事で詳しく解説しています。
楽天市場での還元率に2%の差
楽天カードと楽天ゴールドカードの通常還元率は同じです。
以前までは楽天ゴールドカードは+2%の還元率があったのですが、それが改悪されました。
- 楽天カード:3%
- 楽天ゴールドカード:3%
楽天SPUによって楽天カードを持っていると通常より2%ポイントアップします。
日頃から日用品なども楽天市場で購入している場合は、この2%はかなり節約を実感できる大きな差になります。
国内空港ラウンジが使えるのは楽天ゴールドカードだけ
楽天ゴールドカードは、多くのゴールドカードと同じように空港ラウンジを利用することができます。
ただし、条件が変更になり回数に制約が出てきたことに注意してください。
- 国内+一部外国の空港ラウンジ利用可能
- 2018年9月から年2回までの利用に変更
通常の楽天カードにはない特典なので、帰省時などに空港ラウンジを利用したいという希望がある方には楽天ゴールドカードの特典はかなり使いやすいものになるでしょう。
ちなみに、もし海外の空港でも使える「プライオリティパスを付帯させたい!」「国内での利用回数の制限がない方が良い!」という場合には一つ上のランクのクレジットカードもおすすめです。
プライオリティパスが付帯できるのは、『楽天プレミアムカード』なので頻繁に空港ラウンジを利用する方はそちらも検討してみてくださいね。
合わせて読みたい» プライオリティパスを無料で発行できるクレジットカード9選|最安のクレジットカードを目的別で紹介!
デザインが豊富なのは楽天カード
楽天カードには人気のお買いものパンダデザインをはじめとしたデザインの種類が豊富なのですが、楽天ゴールドカードの場合には通常デザインのみとなっています。
ちなみに、楽天ゴールドカードの色味はシャンパンゴールドといった感じで少し薄めの上品な色合いです。
- お買いものパンダデザイン
- 楽天イーグルスデザイン
- FCバルセロナデザイン
- ディズニー・デザイン
- YOSHIKIデザイン
上記のデザインを選びたい場合には、通常の楽天カードを選びましょう。
ちなみに楽天カードの中でも、上記のお買いものパンダデザイン・楽天イーグルスデザイン・FCバルセロナデザインを選べるのはMasterCard・JCBだけです。
さらにディズニー・デザインはJCBだけで選べるデザインということに気を付けてくださいね。
楽天カードでは家族カードが無料
楽天カードと楽天ゴールドカードでは、家族カードの年会費に違いがあります。
- 楽天カード:無料
- 楽天ゴールドカード:550円/年
楽天カードの場合は、家族が個人個人でカードを作ったとしても年会費無料なのでそれぞれでカードに申し込むのも良い選択肢です。
その方が、入会特典のポイントが各自でもらえるのでその分お得になりますよね。
家族も楽天系のサービスをよく使うなら、年会費のかからない楽天カードの方を別名義で作ってもよいでしょう。
楽天ゴールドカードではETCカードが無料
通常の楽天カードの場合、ETCカードの年会費が500円と有料であるというデメリットがありました。
しかし、楽天ゴールドカードの場合には本カードの年会費はかかるもののETCカードは発行・維持ともに無料です。
- 楽天カード:楽天市場の会員ランクがプラチナ以上で無料
- 楽天ゴールドカード:条件なしで無料
- 楽天ゴールドカードは会員ランクを気にする必要がない
上記のように楽天ゴールドカードの場合は、ETCカードの維持が条件なしで必ず無料になるのが大きなメリットになります。
毎月に平均して9,250円楽天市場で買い物をする人なら、楽天ゴールドカードの年会費を払っても損することはありません。
楽天カードがおすすめな人
ここまで楽天カードと楽天ゴールドカードの違い・比較について解説してきましたが、ここからは楽天カードがおすすめな人のタイプを紹介します。
以下に紹介する項目に一つでも当てはまる方は、通常の楽天カードを選択するほうがメリットが大きいでしょう。
- まずは楽天系のカードを試してみたい人
- 年会費無料にこだわりがある人
- 通常デザイン以外の券面を選びたい人
- 家族カードを無料で作りたい人
それでは、上記の項目について一つひとつ詳しく解説していきます。
まずは楽天系のカードを試してみたい人
「楽天市場はある程度使うけれど、定期的には使わないかも…。」
あなたはこんな風に思ったことはありませんか?
そんな時は通常の楽天カードがおすすめです。年会費がかからない楽天カードは、基本的に持つことによって損をするということがありません。
たまに楽天市場で買い物をしただけでも使った分は確実に楽天カードを持っていない人より+2%お得に買い物ができます。
- たまに楽天市場を使う人は楽天カードがおすすめ
- 年会費無料なのでリスクがほとんどなし
年会費無料にこだわりがある人
「クレジットカードは年会費無料以外あり得ない!」「年会費の元を取れる金額について考えるのは面倒…。」
年会費無料の楽天カードなら、上記のような悩みは無用です。楽天カードなら年会費が条件なし、永年無料で維持できます。
- クレジットカードのステータスにはあまり興味がない
- 使った分だけ即お得になるクレジットカードがほしい
上記のような年会費無料にこだわる人に楽天カードは適しています。
通常デザイン以外の券面を選びたい人
楽天カードの場合、国際ブランドにMasterCard・JCBを選ぶと通常デザイン以外の券面を選ぶことが可能です。
- お買いものパンダデザイン
- 楽天イーグルスデザイン
- FCバルセロナデザイン
- ディズニー・デザイン(JCB限定)
上記のデザインを選びたい場合は、楽天ゴールドカードではなく楽天カードが適しています。
家族カードを無料で作りたい人
楽天カードならではのメリットに家族カードが無料で作れるという点が挙げられます。
- 家計の管理が簡単になる
- 主婦や学生もさらに審査に通りやすい
家族カードを使う側からするとあまり嬉しくないかもしれませんが、家族カードは本会員にすべて合算して請求がきます。
そこで、大学生の子供が無駄遣いしすぎていないかチェックしたり、配偶者のお小遣い管理などにも役立つのです。
もちろん家族相互の信頼関係が大切ですが、家計の管理に家族カードが役立つ場合もあります。
そして、本会員が審査に通っていれば家族カードを追加することは難しくありません。家族が審査に不安がある場合でも持ちやすいというメリットもあります。
専業主婦(主夫)にも持ちやすい楽天カードですが、あえて家族カードにするのには上記のようなメリットがあるのです。
楽天ゴールドカードがおすすめな人
続いて、楽天ゴールドカードがおすすめな人のタイプをご紹介します。
こちらも以下の項目に一つでも当てはまれば、楽天ゴールドカードを選択した方がメリットは大きいでしょう。
- 月平均で9,250円楽天市場で買い物をする人
- 国内空港ラウンジを利用したい人
- なるべく安くゴールドカードを持ちたい人
- 家族が他のクレジットカードを使っている人
上記の項目について、詳しく解説していきます。
月平均で9,250円楽天市場で買い物をする人
楽天市場での還元率は、通常の楽天カードが3%・楽天ゴールドカードが5%となっています。
その差は2%、楽天市場で買い物をすればするほど獲得するポイントに差が出てくるのです。
- 楽天市場で月平均9,250円使うと楽天ゴールドカードがお得
- 年会費の2,200円分=2,200ポイント多くポイントが獲得できればOK
月に楽天市場で9,250円使う(年間111,000円)と楽天ゴールドカードの方が楽天カードよりもお得になります。
もちろんポイントアップしているお店を利用したり、楽天スーパーセールなどを活用したりすればこの限りではありません。
もっと低い金額でも年会費の元を取ることが可能です。
でも「年会費で失敗したくない!」という方は、通常ポイントの楽天市場で月に9,250円というラインを目安にしてみてくださいね。
国内空港ラウンジを利用したい人
楽天ゴールドカードは、国内空港ラウンジ+海外2か所の空港ラウンジが利用できるというメリットがあります。
- 年に2回程度は国内線を利用する
- 空港ラウンジを利用に興味がある
楽天ゴールドカードは現行では国内空港ラウンジと海外2か所の空港ラウンジが回数制限なく利用できます。
しかし、2018年9月からは年に2回までという条件に変更になっています。そこで、空港ラウンジの利用は年に2回以下の頻度の方におすすめです。
また、「空港ラウンジ利用には興味があるけれど、高い年会費を払って使わなかったら…。」と心配な方にも良い選択肢となるでしょう。
楽天ゴールドカードは年会費2,200円(税込)で年2回まで国内を中心とした空港ラウンジが使えるので、空港ラウンジ利用を試してみたい方にも適したクレジットカードなのです。
なるべく安くゴールドカードを持ちたい人
ゴールドカードには年会費10,000円を超えるものも少なくありません。でも、ゴールドの券面や付帯サービスはやはり魅力的ですよね。
- 楽天ゴールドカードはゴールドカード系の中でも格安
- シャンパンゴールドのカラーが魅力的な券面
- ゴールドカードならではの付帯サービス
楽天ゴールドカードは通常の楽天カードにはないシャンパンゴールドのカラーが魅力的ですし、空港ラウンジ利用や専用デスクなどのゴールドカードならではのメリットがあります。
楽天ゴールドカードは年会費2,000円なのでゴールドカードに興味があっても、年会費の問題で躊躇している方にも入門としておすすめのゴールドカードです。
合わせて読みたい» 【おすすめのゴールドカード比較】人気のゴールドカードとあなたに最適なカードを目的別に紹介!
家族が他のクレジットカードを使っている人
楽天ゴールドカードは、家族カードに年会費が発生します。年間550円(税込)なので、親御さん・配偶者・お子さんなど複数枚を発行するとまとまった金額なる場合もあるのがデメリットです。
そのため、家族の分のクレジットカードは各自で無料の楽天カードなどを発行した方が無駄がありません。
でも、家族が楽天カードをはじめとした他のクレジットカードを所持しているなら家族カードの年会費を気にする必要はありませんよね。
ちなみに家族も時々楽天市場を使うというような楽天ユーザーという場合、各自で年会費無料の楽天カードを発行するのも無駄がありませんよ。
楽天カードと楽天ゴールドカードの違いを比較まとめ
ここまで楽天カードと楽天ゴールドカードの違いや選び方について解説してきました。
比較してみると、楽天市場での還元率の差やゴールドカードならではの空港ラウンジの利用などが違いとして際立っていました。
月平均で考えると9,250円以上楽天市場で買い物をしているなら、楽天ゴールドカードを持っても年会費の分で損をすることはありません。
- 楽天市場を月に9,250円以上利用:楽天ゴールドカード
- 楽天市場を月に9,250円未満の利用:楽天カード
今まで年会費無料カードにしか興味がなかったという方にも楽天ゴールドカードは所持するハードルの低いクレジットカードです。
ぜひ楽天カードと楽天ゴールドカードを比較して、あなたの楽天市場利用頻度やライフスタイルと照らし合わせてベストな一枚を選んでくださいね。