現在の社会情勢の中で、海外旅行へ行く機会や旅行さえ行く機会が減った今、ゴールドカードやプラチナカード保有者125名を対象に、株式会社 アイコム総研の運営するクレコミにて『保有するクレジットカードの特典や補償を利用する機会が減ったかどうか』等のアンケートを実施致しました。
調査内容
- 現在持っているクレジットカード
- 現在の社会状況でクレジットカードの特典、補償を使うことが減ったのかどうか?
- 今後そのクレジットカードの解約を考えているか?
- 解約理由|クレジットカードの解約を「はい」回答した方のみ
- 継続して持つ理由|クレジットカードの解約を「いいえ」回答した方のみ
上記の内容をアンケート致しましたので、お知らせ致します。
アンケート実施対象
- 調査期間:2021年3月28日~4月1日
- 集計対象人数:125名(年令問わず)
- 集計対象:男女
※インターネット調査
1.現在持っているクレジットカード|ゴールドカードやプラチナカード
ゴールドカード以上を所有している人と対象にアンケート調査をした結果、1番所有している人が多かったのが『dカード GOLD(29名)』となりました。
ドコモの豊富な会員数を武器に、d払いのキャンペーンなど、共通ポイントの中でもどんどん利用者を増やしている中、dカード GOLDの所有者数も多い結果に。
続いて、『三井住友カード ゴールド(20名)』や『エポスゴールドカード(19名)』となりました。
所有しているゴールドカードの内訳は下記となります。
- dカード GOLD:29名
- 三井住友カードゴールド:20名
- エポスゴールドカード:19名
- 楽天ゴールドカード:15名
- イオンゴールドカード:12名
- AMEX ゴールドカード:4名
- Amazon Mastercard ゴールド:2名
- ANAカード(ワイドゴールドカード):2名
- JAL CLUB-Aゴールドカード:2名
- JCBゴールド:2名
- 三菱UFJカード ゴールド:2名
- AMEX プラチナ・カード:2名
- エポスカード プラチナカード:2名
- 楽天プレミアムカード:2名
- その他:10名
2.現在の社会情勢でクレジットカードの特典、補償を使うことが減ったのかどうか?
ゴールドカードやプラチナカードは、ポイント還元率以外に、補償や優待などを充実させているクレジットカードが多くあります。
そこで、現ゴールドカード・プラチナカード所有者にこの社会情勢の中『特典や補償を利用する機会は増えたか、減ったか』についてアンケートしたところ、半数以上にあたる50.4%(63名)が『減った』と回答致しました。
補償や優待には様々なものがありますが、旅行関連のものを中心に『利用が減った』とする回答が多くありました。
以下内訳になります。
- はい:63名
- いいえ:30名
- どちらでもない:32名
3.今後そのクレジットカードの解約を考えているか?
優待や補償など多くが使う機会が減ることで、『解約の検討をしているか?』についてアンケートしたところ、『いいえ』と回答した人は72.8%(91名)となりました。
以下内訳になります。
- はい:14名
- いいえ:91名
- 迷っている:20名
一方で、『解約する』『検討中』を含めると27.2%(36名)の人が継続して所有することに迷いがあることが伺えます。
4.継続して持つ理由|クレジットカードの解約を「いいえ」回答した方のみ
続いて、なぜそのクレジットカードを『解約せず持ち続けるのか?』について、解約を『いいえ』と回答した方へアンケートを致しました。
一番多い回答として『還元率が良い(25名)』『年会費が安い・無料(17名)』と続きました。
ゴールドカードで人気の高いdカード GOLDや三井住友カード ゴールド、楽天ゴールドカードなどは、特定の場所での還元率が高く、年会費を支払ってでもお得と考える人の割合が多く見受けられます。
また、『年会費が安い・無料(17名)』と回答した方が利用しているのは、ゴールドカードでエポスゴールドカードやイオンゴールドカードなど、年会費無料で持てるゴールドカードであるからと推測できます。
プラチナカード保有者の中では『ステータスになる』『自粛期間が終わればまた利用する』などの回答もあり、解約には否定的な意見が多数を占める結果となりました。
以下、回答の内訳になります。
- 還元率が良い:25名
- 年会費が安い・無料:17名
- 利用用途があるため:14名
- 特典が魅力的:9名
- 解約する理由がない:8名
- 自粛が終われば利用する:8名
- 再度取得が困難:3名
- ステータスになる:3名
- その他:4名
5.解約理由|クレジットカードの解約を「はい」回答した方のみ
ゴールドーカード以上の保有者で、解約について『はい』と回答した方のみ理由をアンケート致しました。
解約に対して『はい』と回答した方は14名と少数でしたが、一番の理由として挙げられたのが『特典条件が改悪された(5名)』という理由です。
この『改悪されたから解約する』と回答した方は、楽天ゴールドカードを保有しており、SPUという楽天市場でのポイントアッププログラムの特典として、楽天ゴールドカードの還元率が下がると発表されたのが大きな理由です。
その他には『旅行へ行く機会がなくなった』『年会費がもったいない』との回答があるなど、ゴールドカードやプラチナカードの特典・補償を年会費以上に感じられることが少なくなったことが要因にあげられます。
- 改悪された:5名
- 旅行の機会がなくなった:3名
- 年会費がもったいない:3名
- 優待に不満を感じる:1名
- あまりカードは持ちたくない:1名
- 特になし:1名
年会費が有料・高額でもゴールドカードやプラチナカードを保有し続ける人が多い結果に
今回のアンケートでは、ゴールドカードやプラチナカード保有者限定にアンケートを行いましたが、そのほとんどは保有し続けるとの結果となりました。
年会費無料で保有できるゴールドカードは負担なく保持し続けることができるので、解約理由は当然ないとしても、現在高い年会費を支払っていてでも『解約する気持ちはない』という回答は各カード会社にとって安堵する内容になるでしょう。
当然、各カード会社が提供しているゴールドカードやプラチナカードの魅力があってこそなので、今後も魅力のあるクレジットカードの特典・補償など期待したいと思います。