現金を持ち歩かなくても良い手軽さから、電子マネーを利用する人は増えていますが、ローソンでお馴染みPontaポイントが貯まる、おさいふPontaを使うことを検討している人もいるでしょう。
さらに、Pontaカードをすでに持っていて、おさいふPontaに移行しようかどうか迷っている人も多いのでは?
そこでここでは、おさいふPontaを使うメリットとデメリットを知って、おさいふPontaの利用を検討してみましょう。
追記:おさいふPontaは8月17日をもってプリペイド機能サービスを停止します。今後は通常のPontaカードとしてのみ利用可能となりました。
おさいふPontaはPontaカードの電子マネー
従来のPontaカードにプリペイド機能が付いてパワーアップしたものが、おさいふPontaです。
プリペイド機能とは、事前にチャージ(入金)した金額の範囲内で支払いすることで、つまりおさいふPontaはPontaカードの電子マネーと言えますね。
おさいふPontaについて
おさいふPontaが電子マネーであることはわかりましたが、カードを発行するにあたって、基本情報や使い方を事前に知っておくと安心ですね。
おさいふPontaの基本情報は次のようになっています。
基本還元率 | 提示:0.5~1% 決済:0.2% 合計0.7~1.2% |
---|---|
入会金・年会費 | 無料 |
国際ブランド | JCB |
発行手数料 | 無料 |
クレジット機能 | なし。審査不要 |
おさいふPontaはローソンに行くと、レジの前などに置いてあります。入会費や年会費、発行手数料などはかかりません。
カードに『JCB』のマークが入っているので、クレジット機能があるものだと勘違いしやすいですが、おさいふPontaにクレジット機能はなく、当然審査はないので未成年でも所有できます。
おさいふPontaのチャージ方法
おさいふPontaにチャージする方法は、ローソンのレジで現金チャージする方法と、クレジットカードを使ってクレジットチャージする方法の2つです。
いずれも、1回のチャージで30,000円まで、1ヶ月10万円までの利用が上限になっているので、注意しましょう。
おさいふPontaを利用するメリット
数ある電子マネーの中で、おさいふPontaを利用するメリットを紹介していきます。
通常のPontaカードと違い、国際ブランドが付帯したことによって色々な加盟店で利用でき、Pontaポイントを貯めることができるようになりました!
おさいふPontaのメリットを知って自分の理に適っているかどうか検討するといいでしょう。
Pontaカードにはないメリット
すでにPontaカードを持っている人は、おさいふPontaのPontaカードにはないメリットを知りたいはず。
そこで、PontaカードにはないおさいふPontaのメリットをみていきましょう。
使えるお店がたくさんある
Pontaカードは、ローソンと提携店舗だけ利用できましたが、おさいふPonta は、それプラスJCB加盟店も使えます。
JCB加盟店は全国に1,000万店舗以上あるので、ほとんどのお店でおさいふPontaを利用できるのです。
PontaポイントをおさいふPontaへ移行できる
Pontaカードで貯めたポイントをおさいふPontaへ手軽に移して、1ポイント1円に変換してお買い物できます。
おさいふPontaへの移行は、ローソンにあるLoppiという機械で手続きできますが、インターネットでおさいふPontaサイトを開いて手続きすることもできます。
ネットショッピングで使える
おさいふPontaは、ネットショッピングでの支払いで、「銀行振込や代引きが面倒だけどクレジットカードを使うのも気がすすまない」という人におすすめです。
支払い金額分のチャージができていれば、クレジットカード感覚で手軽に使えますよ。
ポイントが多くゲットできる
ローソンでのお買い物の際、Pontaカードだと、カード掲示分のポイントが100円につき1ポイントしかもらえませんでし。
しかし、おさいふPontaで支払いすることで、さらに500円につき1ポイントゲットできます。
- ポイントカード提示分:0.5~1%
- おさいふPonta決済分:0.2%
⇒合計0.7~1.2%!
ポイントアップキャンペーンがある
Pontaカードでは、ほとんどポイントアップキャンペーンはありませんでしたが、おさいふPontaは集客のために度々ポイントアップキャンペーンをしています。
キャンペーン情報をまめにチェックしてボーナスポイントをゲットしましょう。
おさいふPontaのデメリット
おさいふPontaにはたくさんのメリットがあることがわかりましたが、実はデメリットもあるのです。
- クレジットチャージが損
- ローソンを利用しない人にはあまり意味がない
実際に使ってみて、「使いにくい」「損した」と後悔しないためにも、デメリットをしっかりチェックしておくといいですよ。
クレジットチャージが損
現金を持ち歩かなくてもチャージができるクレジットチャージはお手軽なうえ、クレジットポイントも貯まってお得なのですが、おさいふPontaの場合、クレジットチャージが損になることがあります。
その理由をみていきましょう。
手数料がかかる場合がある
株式会社クレディセゾン発行のクレジットカードは、クレジットチャージするのに手数料はかかりません。
しかし、セゾン系以外のクレジットカードでクレジットチャージすると、チャージ事務処理手数料が220円(税込)かかってしまいます。
クレジットポイントがつかない
クレジットチャージの最大のメリットは、チャージするとクレジットポイントがゲットできるということですが、おさいふPontaにクレジットチャージしても、クレジットポイント対象外になってしまうのです。
ローソンを利用しない人には損
近くにローソンがなくて、他のコンビニをよく利用する人には、おさいふPontaは不向きです。その理由をみていきましょう。
有効期限がある
ほとんどの電子マネーには有効期限はありませんが、おさいふPontaには有効期限があるのです。
最終利用日から2年間利用しなければ、チャージしていた金額が失効してしまいます。
ローソン以外でのポイント還元率が低い
メリットでも取り上げたように、ローソンでおさいふPontaを使って支払いすると、以下のようにポイントが還元されます。
- Pontaカード掲示で100円につき1ポイント
- おさいふPonta払いで500円につき1ポイント
合わせるとポイント還元率が1.2%になるので、ローソンで使う限りポイント還元率は高いと言えますね。
しかし、ローソン以外でのPonta提携店舗では、カード掲示ポイントが200円につき1ポイントになることもあり、さらに、Ponta提携店舗以外のJCB加盟店では、カード掲示ポイントは付かず、おさいふPonta払いのポイントが、500円につき1ポイントもらえるだけです。
ローソンを利用するならdカードかdカードプリペイドの方がお得!
ローソンと言えば、Pontaポイントだけでなく、dポイントも貯めることができます。
dポイントは加盟店で1ポイント1円として使えたり、dマーケットやdショッピングでも使えたりするので、貯めておいて損はありません。
dポイントが貯まるカード
使い勝手の良いdポイントを貯めることができるカードは、dカードとdカードプリペイドです。
それぞれのカードの基本情報をみていきましょう。
いつでもローソンがお得になるdカード
基本還元率 | 1%~ |
---|---|
年会費 | 無料 |
国際ブランド | MasterCard/VISA |
ETCカード | 550円(税込) ※年に1度の利用で無料 |
家族カード | 無料 |
dカードの年会費は完全無料になります。
ETCカードは年に一度の利用で無料に、家族カードは完全無料で利用できますよ。
dカードプリペイド
基本還元率 | 0.5%~ |
---|---|
年会費 | 無料 |
国際ブランド | MasterCard |
発行条件 | dアカウント所有・12歳以上 |
発行手数料 | 無料 |
dカードプリペイドは三井住友カード株式会社が発行しているプリペイドカードで、あらかじめチャージ(入金)することで、その金額の範囲内で支払いができます。
MasterCard加盟店で使えるので、クレジットカードと同じ感覚で利用できるのが嬉しいですね。
ドコモの回線を持っていれば、申込み手数料は無料ですが、そうでなければカードの発行手数料に220円、発送手数料に440円かかります。
さらに、電話料金合算払いやdカード払いでチャージするのは無料ですが、ローソンチャージやクレジットチャージではチャージ手数料が220円かかります。
dカード・dカードプリペイド・おさいふPontaお得なのはどれ?
dカードもdカードプリペイドも、カード1枚で支払いができるという点で、便利さはおさいふPontaと同じと言ってもいいでしょう。
そのうえ、ローソンで利用することに限っては、dポイントがPontaポイントよりも、ザクザク貯められるのです。
dカード/dカードプリペイド/おさいふPontaを比較
dカード、dカードプリペイド、おさいふPontaのポイント還元率や割引率を表にまとめてみました。
カードの種類 | ポイント還元率 | カード決済の割引率 | 合計割引率 | |
---|---|---|---|---|
dカード | カード掲示 | 1% (0.5%) |
3% | 4.5~5% |
dカード決済 | 1% | |||
dカードプリペイド | カード掲示 | 1% | 3% | 4.5% |
dカードプリペイド決済 | 0.5% | |||
おさいふPonta | カード掲示 | 1% | なし | 1.2% |
おさいふPonta払い | 0.2% |
ご覧のように、ローソンでdカード決済、dカードプリペイド決済をした場合、dポイントがゲットできるうえに、3%オフになるのです。
ポイント還元率を割引率として考えると、合計割引率は、dカード5%、dカードプリペイド4.5%とかなりお得になることがわかりますね。
ローソンで使いたいおすすめのカードはdカードが圧倒!
おさいふPontaも、ポイント還元率が最大1.2%と、ポイントカード業界では高い還元率ですが、dカード、dカードプリペイドには足元にも及びません。
特に、ローソンをよく利用する人にとってdカードのポイントは大きいですよね。
Pontaポイントにこだわらないのであれば、ローソンではdカードやdカードプリペイドを利用するのがおすすめです。
おさいふPontaのメリット・デメリットまとめ
おさいふPontaについて、メリットやデメリットを紹介しました。
おさいふPontaについて正しい知識を得ることで、自分のライフスタイルや目的に合っているかどうかを見極め、上手く利用していけるといいですね。