ステータスカードを持ちたい方なら誰でも一度は憧れるアメックス・プラチナ。
いつでもどこでもドヤ顔でカードを提示できるのも魅力の一つですが、ホームウェア・プロテクションと呼ばれるワンランク上の保険が付帯している点も見逃すことができません。
当記事では、アメックス・プラチナに付帯するホームウェア・プロテクションについて、保険の内容や申請方法、使用する際の注意事項など、様々な視点から徹底解説を進めていきたいと思います。
現在アメックス・プラチナを所有されている方はもちろん、これからアメックス・プラチナを発行予定の方も、ぜひこれを機にホームウェア・プロテクションに対する理解を深めておきましょう。
いざという時に使いこなすことができないと、宝の持ち腐れになってしまいますよ。
アメックス・プラチナのホームウェア・プロテクションとは?
ホームウェア・プロテクションとは、アメックス・プラチナの会員が所有している製品に対し、偶然な事故(火災/盗難/破損/水濡れなど)により生じた損害が保証される保険です。
通常、クレジットカードに付帯するプロテクションの多くは、カード決済が前提条件となっていますが、アメックス・プラチナのホームウェア・プロテクションはカード決済なしでも利用できます。
つまり、ホームウェア・プロテクションの利用条件はアメックス・プラチナを保有していること。
ただこれだけです。
なお、保証の対象となる期間はメーカー保証期間終了後2年間とされており、ずいぶんと手厚い補償額が用意されています。
購入日から6ヶ月 | 購入金額の100% |
---|---|
6ヶ月超から1年 | 購入金額の90% |
1年超から2年 | 購入金額の80% |
2年超から3年 | 購入金額の70% |
3年超から4年 | 購入金額の60% |
4年超 | 購入金額の50% |
ただし、保証の対象となる修理費用もしくは損害額は5,000円以上です。
5,000円未満の商品は保証の対象期間内でもホームウェア・プロテクションを使うことはできませんよ。
参考» 【アメックス・プラチナの特典と口コミ】ステータス性や充実した特典・補償を解説!
アメックス・プラチナのホームウェア・プロテクションを申請方法・使い方
アメックス・プラチナのホームウェア・プロテクションの申請方法や使い方は以下の流れで行います。
- 故障や事故に遭ったら遅滞なく引受保険会社に連絡する
- 保険金請求書が送付されてくる
- 必要事項を記入し、署名の上、必要書類を添付して返送する
引受保険会社 | 東京海上日動火災保険株式会社 |
---|---|
事故の連絡先 | 0120-870720 (通話料無料/9:15~17:00/土日祝休) |
書類の返送先 | 〒100-8050 東京都千代田区丸ノ内1-2-1 東京海上日動火災保険株式会社 本店損害サービス部 アメリカン・エキスプレス・ワランティー・プラス ホームウェア・プロテクション係 |
実際にホームウェア・プロテクションを活用すべき時がきたら、上記をご覧いただきながら手続きを進めると良いでしょう。
①〜③までの手続きを、事故発生日から30日以内に終えることが条件となっているため、事故後は速やかに行動することがポイントと言えます。
ホームウェア・プロテクションの申請時に必要な書類の種類
当然のことではありますが、ホームウェア・プロテクションで保証を受けるためには、事故の内容を証明する以下のような書類が必要です。
- メーカー保証書
- 売上票
- 領収書
- 損害を立証するための必要な書類
(罹災証明/盗難届出済証明書/修理見積書/請求書など) - 写真
保険金請求書に必要事項が漏れなく記入できていても、必要書類に不備があると、ホームウェア・プロテクションを使うことができません。
二度手間にならないようにするためにも、必要事項の記載漏れに加え、必要書類にも不備がないかどうかを十分に確認した上で、東京海上日動火災保険株式会社に資料一式を送付してくださいね。
ホームウェア・プロテクションの対象にならないもの
一部、ホームウェア・プロテクションの対象にならない商品があります。
ここで確認しておきましょう。
- メーカー保証がない製品及びメーカー保証期間が1年間以外の製品(6ヶ月、3年間など)
- 日本国内で修理不可能な製品
- 中古品及び転売を目的として購入された製品
- プリンターやソフトウェア、周辺装置、コード及びバッテリーなどの製品本体に付属して使用する製品
- ラジコン模型およびこれらの付属品
- 宝石や貴金属、コンタクトレンズ、眼鏡、サングラスなどの装身具類および衣服
- 船舶(ヨット/モーターボート/水上バイク/ボート/カヌーなど)
- 航空機
- 自動車
- 自動二輪車
- 原動機付自転車
- 自転車
- 雪上オートバイ
- ゴーカート
- 原動機付乗用具の付属品(カーナビゲーションシステムやAV電子機器などを含む)
- 土地や建物及び建物の一部を構成する物
- 飲食物
- 動物
- 植物
- 業務用機器
付属品や貴金属、衣類、乗り物類などに加え、飲食物や動物、植物、業務用機器も対象外となっていますね。
「じゃあどんな商品なら対象になるの?」
という疑問をお持ちの方もいることと思います。
ホームウェア・プロテクションの対象商品の一例としては、家電製品やパソコン、ワープロ、時計、カメラなどが挙げられます。
ザックリ言うと、日本国内で修理可能でかつ、メーカー保証期間が一年間の家電製品がホームウェア・プロテクションの対象だと認識しておくと良いでしょう。
アメックス・プラチナ払いならワランティ・プラスの補償も!
ホームウェア・プロテクションはアメックス・プラチナを保有していれば享受できる保証ですが、アメックス・プラチナ払いで購入した商品の場合は、ワランティ・プラスの補償が付帯します。
双方の補償内容がごっちゃになってしまう前に、次の比較表をご覧ください。
ワランティ・プラス | ホームウェア・プロテクション | |
---|---|---|
事故内容 | 故障 | 偶然の事故(火災/盗難/破損/水漏れ) |
購入日から6ヶ月 | メーカー保証 | 購入金額の100% |
6ヶ月超から1年 | メーカー保証 | 購入金額の90% |
1年超から2年 | 購入金額の80% | 購入金額の80% |
2年超から3年 | 購入金額の70% | 購入金額の70% |
3年超から4年 | 保証なし | 購入金額の60% |
4年超 | 保証なし | 購入金額の50% |
ワランティ・プラスのアドバンテージとしては、故障に対して保証が受けられる点です。
機器トラブルと一口に言っても、偶然の事故によるものもあれば、故障で使えなくなってしまうケースもあります。
以上を踏まえると、大切に守っておきたい商品に関しては、極力アメックス・プラチナで決済しておくと安心感をさらに上乗せできるでしょう。
アメックス・プラチナに付帯するその他の補償
アメックス・プラチナには次の通り、ホームウェア・プロテクション以外にも多種多様な補償が備わっています。
- 国内外の旅行傷害保険
- ショッピング・プロテクション
- リターン・プロテクション
- キャンセル・プロテクション
- 個人賠償責任保険
- ゴルフ保険
トラブルはいつどこであなたのことを襲うか分かりません。事故が起きてから「保険に入っておけば良かった!」と言ってもも遅いのです。
このように考えると、様々なシーンで充実した保険を享受できるアメックス・プラチナはやはり、至高の一枚と言えるでしょう。
それでは早速、それぞれの保険について順に見ていきましょう。
国内外の旅行傷害保険
アメックス・プラチナの会員は、以下の充実した国内外の旅行傷害保険を享受できます。
海外旅行傷害保険(自動付帯) | ||
---|---|---|
補償項目 | 本会員が享受できる補償額 | 会員の家族が享受できる補償額 |
傷害死亡・後遺障害 | 1億円 (うち利用付帯5,000万円) |
1,000万円 |
傷害治療費用 | 1,000万円 | 1,000万円 |
疾病治療費用 | 1,000万円 | 1,000万円 |
賠償責任 | 5,000万円 | 5,000万円 |
携行品損害 | 100万円(免責3,000円) | 100万円(免責3,000円) |
救援者費用 | 1,000万円 | 1,000万円 |
海外航空機遅延保険(自動付帯) | |
---|---|
補償項目 | 本会員が享受できる補償額 |
乗継遅延費用保険金 | 3万円 |
出航遅延費用等保険金 | 3万円 |
寄託手荷物遅延費用保険金 | 3万円 |
寄託手荷物紛失費用保険金 | 6万円 |
国内旅行傷害保険(利用付帯) | ||
---|---|---|
補償項目 | 本会員が享受できる補償額 | 会員の家族が享受できる補償額 |
傷害死亡・後遺障害 | 1億円 | 1,000万円 |
入院費用 | 5,000円/日 | 5,000円/日 |
手術費用 | 5万円/10万円/20万円 | 5万円/10万円/20万円 |
通院費用 | 3,000円/日 | 3,000円/日 |
世の中には実に様々なクレジットカードが存在しますが、ここまで盤石な旅行傷害保険が備わっているカードはそうそうありません。
たとえば、海外旅行傷害保険で最も利用頻度の高い傷害治療費用や疾病治療費用ですが、本項目は旅行傷害保険に強いクレジットカードでも200〜300万円が平均値です。
一方で、アメックス・プラチナの場合はなんと、傷害治療費用や疾病治療費用で最大1,000万円の補償を受けることができる仕様となっています。
アメックス・プラチナの会員や、会員のご家族の方は大船に乗った気持ちで旅行を楽しむことができそうですね。
ショッピング・プロテクション
対象期間 | 購入日から90日 |
---|---|
補償額 | 年間最大500万円まで |
免責 | 10,000円/1事故 |
対象の支払い方法 | 国内外問わず、全ての支払いが有効 |
さすがはプラチナカードと言ったところでしょうか。
アメックス・プラチナのショッピング・プロテクションは国内外問わず、全ての支払いに対して有効で、かつ最大500万円の補償額が用意されているという充実ぶりです。
前述の海外旅行傷害保険や海外航空機遅延保険とは異なり、ショッピング・プロテクションは利用付帯の保険です。
大切にしておきたい商品については、アメックス・プラチナで決済することを忘れないように心がけましょう。
リターン・プロテクション
対象期間 | 購入日から90日 |
---|---|
補償額 | 1商品につき3万円まで 年間15万円限度 |
リターン・プロテクションは、アメックス・プラチナで購入した商品の返品を、購入したお店が受け付けない場合に抜群の補償です。
セール品などで『返品不可』と記載されている商品を見つけると、ニヤリと笑みがこぼれてしまいそうですね。
ちなみに、補償対象となるのは未使用かつ故障・損傷なく正常に機能する商品です。故障や損傷など、欠陥のある商品は対象外ですから注意してくださいね。
キャンセル・プロテクション
補償額 | 最大50万円 |
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自己負担 | 1,000円またはキャンセル費用の10%に相当する額のいずれか高い方 |
キャンセル・プロテクションは急な出張や突然の病気、ケガによる入院など、想定外のアクシデントに見舞われた際に便利な保険です。
やむを得ずキャンセルしたイベントの費用が返金されるだけでも嬉しいですが、アメックス・プラチナに付帯するキャンセル・プロテクションはカード会員のみならず、同行予定の配偶者の分もあわせて補償してくれる仕様となっているのが秀逸な点と言えます。
旅行やパーティー、コンサートなど、ありとあらゆるイベント費用に対し、アメックス・プラチナで決済しない理由はないですね。
個人賠償責任保険
補償額 | 最大1億円/1事故 |
---|---|
自己負担 | なし |
個人賠償責任保険は、アメックス・プラチナの会員や配偶者の他、生計をともにする同居の親族が、居住している住宅の管理や、日常生活に起因して起こる事故によって、法律上の賠償責任が生じた場合に享受できる補償です。
「たとえばどんな事故?」
と疑問に思う方もいることと思いますので、一例を記載しておきます。
- 屋根瓦が落ち通行人に当たってケガをさせた
- へいに釘が出ていて、よその人の洋服を引き裂いた
- 子供のキャッチボールでよその家の車や窓ガラスを壊した
- 不注意で洗濯機や風呂の水をあふれさせ、階下の戸室の天井や壁を汚損した
- 買い物をしていて、誤って店の商品を壊した
- 飼い犬が通行人に噛みついてケガをさせた
- 自転車で買い物に行く途中、よその人に衝突しケガをさせた
ご覧の通り、様々なアクシデントに対して、個人賠償責任保険を適用させることができます。
日頃から注意を払っていても、避けられない事故は発生しますから、個人賠償責任保険の付帯は実にありがたいですね。
ゴルフ保険
保険金の種類 | 補償額 |
---|---|
死亡保険金 | 1,000万円 |
後遺障害保険金 | 1,000万円 |
入院保険金 | 15,000円/日 |
通院保険金 | 10,000円/日 |
用品損害保険金 | 10万円 |
ホールインワン・アルバトロス費用保険金 | 30万円 |
第三者賠償保険金 | 50万円 |
ゴルフ保険には、アメックス・プラチナ会員自身の傷害はもちろん、ゴルフ用品の破損や盗難に対する補償も付帯します。
ゴルフクラブなどのアイテムは消耗品ですから、買い替えや修理の費用が保険金として出るのは嬉しいですね。
また、アメックス・プラチナ会員の過失で、仮に他人に怪我をさせてしまったとしても、賠償責任補償が適用されるという盤石な仕様です。
アメックス・プラチナの会員になれば、別途ゴルフ保険に加入する必要がなくなるため、ストレスフリーで存分にゴルフをエンジョイできることは間違い無いでしょう。
アメックス・プラチナのホームウェア・プロテクションを活用しよう!
ここまでの内容をご覧いただいた方なら、アメックス・プラチナのホームウェア・プロテクションについて、ずいぶんと理解が深まったことでしょう。
ここで振り返りを兼ねて、当記事のポイントをまとめておきます。
- ホームウェア・プロテクションは家電などの商品における偶然の事故に対する補償
- ホームウェア・プロテクションの申請は事故から30日以内に終えることが条件
- 付属品や貴金属、乗り物などホームウェア・プロテクションの対象外の商品には注意が必要
- アメックス・プラチナ払いならワランティ・プラス(故障に対する保険)の補償も付帯
- アメックス・プラチナにはホームウェア・プロテクション以外にも多種多様な補償が備わっている
どれだけ盤石な保険が備わっていても、規定を守ってきちんと利用しなければ、補償金を享受できません。
ぜひこちらで記載している内容を踏まえた上で、アメックス・プラチナに付帯する充実した保険をスマートに使いこなしてみてくださいね。