メインバンクとしても多くの人が活用しているゆうちょ銀行。
そんなゆうちょ銀行でもデビットカードを作成することができます。ただし、いきなり結論となりますがゆうちょ銀行のデビットカードは正直オススメできません。
新たにVISAデビットが登場したので、後述するようにこちらを使うようにしましょう。
他の銀行で発行できるデビットカードと比較しても、明らかに各スペックにおいて遅れを取っているためです。
当記事では、そんなゆうちょ銀行のデビットカードを使う際の注意点に加え、オススメのデビットカードについても合わせて紹介したいと思います。
ついついクレジットカードを使いすぎてしまうという方や、クレジットカードの審査が通らなくて困っているという方も必見の情報ですよ。
デビットカードの中でもゆうちょ銀行はおすすめできない
審査がなく、使いすぎる心配もないことで安心のデビットカードですが、これらに関してはデビットカードとしては当たり前のメリットであるため、どうせ発行するのであれば、他に何かしらの強みを持ったデビットカードを持ちたいと思うのが自然な流れでしょう。
そういった意味で、ゆうちょ銀行のデビットカードは弱い。ここでは、その理由を詳しく解説していきたいと思います。
ゆうちょ銀行のデビットカードはタイプが古い
以前まで搭載されていたゆうちょ銀行のデビットカードはJ-Debitというタイプであり、今となってはその存在すら知らない方もいます。
何を隠そうこうしてデビットカードの記事を執筆している私も、J-Debitのことは全く知りませんでした。
さて、知名度が低いというだけではそこまでの痛手にはなりませんが、J-Debitにはカードとしての大きな欠陥があるのです。
そもそもJ-Debitの加盟店が少ない
VISAやMasterCard、JCBといった国際ブランドであれば、一般的な社会人であれば大抵の方はご存知のことでしょう。
ところがJ-Debitとなると首を傾げる方が一気に増えます。それもそのハズ。そもそも接客やレジを担当する店員さんですら知らない場合もあるのです。
- お客様:J-Debitでお願いします
- 店員さん:え?J-Debitって何ですか?
とまるでコントのようなやりとりが展開される可能性も。
「申し訳ありません。当店ではJ-Debitの取り扱いはしておりません」と返答があればまだいい方かもしれません。それほどまでに、J-Debitの知名度は低くなってしまっているのです。
ポイントの還元がまったくない
今やカードと聞けば、そこに何かしらのメリットを見出そうとしてしまうのがほとんどの方の反応ではないでしょうか?
ところが切ないことに、ゆうちょ銀行のデビットカードは、使っても使っても還元されるものが何もないのです。
正直、周囲を見渡せばポイント還元のあるカードはいくらでも転がっています。クレジットカード並みの還元率を誇るデビットカードだって存在します。
そんな中、ポイント還元がまったく得られないデビットカードとなると、正直メリットを感じるのは難しいですよね。
合わせて読みたい» 【還元率で比較】ポイント還元率が高いおすすめデビットカードランキング!年会費別で紹介!
オンライン決済ができない
極めつけはこれです。江戸時代ならともかく、このインターネットの時代にオンライン決済ができないのは厳しいですよね。
私もここ最近のオンライン決済を振り返ってみましたが、オンライン決済を利用しない月は存在しませんでした。本当に便利な世の中になったなと感じます。
正直、今からあえてJ-Debitを発行しようとはならないですね。
オンライン決済ができる上、ポイント還元もあり、様々な店舗において決済が可能なカードを既に所持しているのですから。
しかし、新たにゆうちょ銀行からVISAブランドが付帯されたデビットカードが登場したので、こちらならVISAが使える加盟店ならどこでも利用可能となりました!
ゆうちょ銀行の新デビットカードが誕生!タッチ決済もOK!
基本還元率 | 0.25% |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | VISA |
ETCカード | なし |
家族カード | なし |
2022年5月6日より、ゆうちょ銀行の新デビットカードが誕生しました。
新デビットカードはゆうちょ銀行の総合口座をお持ちの方なら誰でも無料で発行でき、世界中のVISA加盟店で利用できます。
VISAタッチ決済に対応している他、カード利用に対して0.25%がキャッシュバックされることも新デビットカードの魅力の一つです。
早速、ゆうちょ銀行の新デビットカードの特徴と特典についてみていきましょう。
15歳以上なら審査なしかつ年会費無料で発行できる
クレジットカードは一般的に18歳ないし20歳にならないと作成できませんが、ゆうちょ銀行の新デビットカードなら15歳以上の方が審査なしかつ年会費無料で発行できます。
クレジットカード | ゆうちょ銀行の新デビットカード | |
---|---|---|
年齢制限 | 原則18歳ないし20歳以上 | 15歳以上(中学生を除く) |
審査 | あり | なし |
年会費 | 有料のカードもある | 完全無料 |
ゆうちょ銀行の新デビットカードを作成する条件は、ゆうちょ銀行の総合口座を持っていることのみ。実に申し込みのハードルが低いですね。
「クレジットカードを作りたいけどまだ成人していない!」
「年齢はクリアできているけどクレジットカードの審査を突破できない!」
そんなあなたにとって、ゆうちょ銀行の新デビットカードは救世主とも言える存在ではないでしょうか。
一枚でゆうちょ銀行のICキャッシュカードとVISAデビットカードを兼用
ゆうちょ銀行の新デビットカードはとてもスマート。
一枚でゆうちょ銀行のICキャッシュカードとVISAデビットカード機能を兼用します。
そもそもデビットカードはクレジットカードとは異なり、カード利用額が即時に口座から引き落とされることが大きな特徴です。
当然ながらカード利用は口座残高の範囲内に限定されますが、使いすぎを防げることが最大のメリットと言えるでしょう。
- ゆうちょ銀行の新デビットカードは一枚でICキャッシュカードと決済機能を兼用
- ゆうちょ銀行の新デビットカードはカード利用額が即時に口座から引き落とされる
- ゆうちょ銀行の新デビットカードは使いすぎを防ぐことができる
決済カードとキャッシュカードを別々に持ちたくない方や、ついついクレジットカードを使いすぎてしまう方にとって、ゆうちょ銀行の新デビットカードは最高の一枚ですね。
世界中のVISA加盟店で利用できる
「デビットカードって、なんだか利用できる店舗に制限がありそう!」
と思われている方もいるかもしれません。
ところがゆうちょ銀行の新デビットカードにはVISAブランドが付帯しており、世界中のありとあらゆる店舗で決済ができます。
2020年に実施された『イプソス株式会社の調査』によると、国際ブランドのシェア率は以下の通りでVISAがぶっちぎりのトップです。
- VISA:50.8%
- JCB:28:0%
- MasterCard:17.8%
- AMEX:3.1%
- Diners Club:0.3%
- 銀聯:0.1%
極端な話、ゆうちょ銀行の新デビットカードさえ持っておけばカード決済には困らないと言っても良いでしょう。
ちなみにゆうちょ銀行の新デビットカードは実店舗のみならず、ネットショップでも幅広く活用できますよ。
VISAタッチ決済に対応している
ゆうちょ銀行の新デビットカードはVISAタッチ決済に対応しています。
一度でもVISAタッチ決済を利用された経験のある方ならご存知の通り、決済が一瞬で終わるため非常にストレスフリーです。
クレジットカードの場合は決済にそれなりの時間がかかるため、急ぎの時や後続のお客様が多い場合は少しイライラすることもあるでしょう。
ところがVISAタッチ決済なら端末にカードをかざした瞬間に決済が完了。
「え?もう終わったの?」と決済ができているかどうか不安になるほどのスピード感です。
あなたもきっと、VISAタッチ決済の便利さにハマってしまいますよ。
カード利用で0.25%のキャッシュバックが得られる
ゆうちょ銀行の新デビットカードは還元仕様も実にシンプル。
カード利用でポイントが得られるわけではなく、利用額の0.25%がキャッシュバックされるかたちで還元されます。
キャッシュバック先はもちろん、ゆうちょ銀行の総合口座です。
カード利用でポイントが積み上がっていくのも楽しいですが、キャッシュバックはポイント交換手続きや有効期限のことを一切考える必要がないのが利点と言えるでしょう。
- ゆうちょ銀行の新デビットカードはカード利用で0.25%のキャッシュバックが得られる
- キャッシュバックの場合はポイント交換手続きや有効期限のことを一切考える必要がない
「え!めっちゃシンプルで良い!」
と前のめりになった方はぜひ、この機会にゆうちょ銀行の新デビットカードを作成してみてください。
セキュリティに配慮したカードデザイン
ゆうちょ銀行の新デビットカードは、カード番号や通帳記号番号などの大切な情報が裏面に記載されています。
カード表面にはゆうちょデビットやゆうちょ銀行、VISAなどの文字列しか印字されていません。
重要な情報が裏面に隠れていると、カード情報を盗み見されるリスクが大幅に減りますよね。
「セキュリティは盤石にしておきたい!」
「カード情報は他人に一切みられたくない!」
そんな方にも安心してお使いいただけるのがゆうちょ銀行の新デビットカードです。
ちなみにゆうちょ銀行の新デビットカードには2種類のカードデザインがあります。ぜひ『公式ホームページ』でチェックしてみてください。
ゆうちょデビット 現金プレゼントキャンペーンが展開中
キャンペーン期間 | 2022年5月6日(金)~2022年7月31日(日) |
---|---|
キャンペーン概要 | 次の2つの条件を満たすと500円プレゼント ①キャンペーン期間中にゆうちょデビットを新規申し込みする ②申し込み月の翌月末までに、ゆうちょデビットで3回以上買い物する |
キャンペーン特典 | 500円 |
キャンペーン特典の付与時期 | ゆうちょデビットの申し込み月の翌々月の月末に、ゆうちょデビットの決済用口座へ入金 |
ゆうちょ銀行の新デビットカードでは現在、500円がもらえるキャンペーンが実施されています。
キャンペーンクリアの条件は実にシンプル。
新規でゆうちょ銀行の新デビットカードに入会し、申し込み月の翌月末までにゆうちょデビットで3回以上買い物するだけです。
キャンペーンへのエントリー手続きは不要でかつ、カードの利用額も問われないため、誰でも簡単に500円をゲットできます。
あなたもぜひ本キャンペーンに参加してみてくださいね。
国際ブランド付帯は大前提!特にオススメのデビットカード3選
さて、ここまではゆうちょ銀行のデビットカードについて解説をしてきましたが、ここからはゆうちょ銀行以外のオススメできるデビットカードを紹介していきたいと思います。
幅広い店舗で使えることや還元率の良さに加え、優待プログラム、ATM利用や振込手数料、保険の有無など様々な角度から、各デビットカードのスペックをみていきますよ。
まず、大前提としてVISA、MasterCard、JCBなどの国際ブランドが付帯しているという条件は外せません。
いくらスペックの高いカードを持っていたとしても、行きつけの店舗で使えなければ意味がないですもんね。
非常に基本的なことではありますが、加盟店の多さはやはり重要と言えます。
海外でもカードを使用する機会が多い方はVISAかMasterCard、主に国内で利用される方であればJCBが良いでしょう。
なお、オンライン決済のみのサービスの場合、VISAかMasterCardしか適用できないこともままあります。
シンプルに加盟店の多さ順に記載すれば、VISA、MasterCard、JCBとなります。
デビットカードを作成する前に、懇意にしている店舗において、付帯の国際ブランドが適用されるかどうかを確かめておくのも一つですね。
デビットカードの中でダントツおすすめできるのは以下のカードとなります。
- 楽天デビットカード(JCB)
- Sony Bank WALLET(VISA)
- みずほ銀行デビットカード(JCB)
それでは早速、各デビットカードの特徴やメリットを紹介していきましょう!
楽天デビットカード(JCB)
言わずと知れた楽天。日頃からお世話になっている方も多いことでしょう。
まず、楽天のデビットカードの国際ブランドにはVISAとJCB、MasterCardがあります。
単純に加盟店の多さだけで言えばVISAを選択するのが自然な流れなのですが、以下の表をご覧いただければ、JCBを取るべき理由が一瞬でご理解いただけるかと思います。
国際ブランド | JCB・VISA |
---|---|
年会費 | JCB:無料 VISA:無料 VISAゴールド:5,500円(税込) |
発行条件 | 16歳以上 |
基本還元率 | JCB:1% VISA:1% VISAゴールド:1% |
こからどう見ても還元率は楽天デビットカードに軍配が上がります。
相当な理由がない限り、あえて年会費を支払って還元率の低いカードを持つことは考えられません。
冷静に考えてみると、デビットカードにおいて年会費無料で還元率1%のスペックは最高の存在と言えます。
クレジットカードでさえも、基本還元率1%をキープできるカードは多くありませんから、文句なしでオススメできる一枚ですね。もちろん発行手数料も無料です。
それではATMの利用手数料や振込手数料についてはどうでしょうか?
嬉しいことに、新規口座開設から半年間はATM手数料が月5回まで無料という特典がついています。
月5回以内であればさほどハードルは高くないので、ほとんどの方が手数料なしで出金手続きを済ませることができるでしょう。
新規口座開設から半年を経過した後はぜひ、ハッピープログラムを活用してください。
楽天銀行が用意しているこの優待プログラムにおいてステージを上げていけば、ATM手数料に関しては最大月7回まで、振込手数料に関しては最大月3回まで無料にすることができるのです。
自己管理が得意な方であれば、比較的達成しやすいアドバンストやプレミアムでも十分なのではないでしょうか。
ステージ※1 | ATM手数料無料回数※2 | 振込手数料無料回数※3 |
---|---|---|
ベーシック | 0回 | 0回 |
アドバンスト | 月1回 | 月1回 |
プレミアム | 月2回 | 月2回 |
VIP | 月5回 | 月3回 |
スーパーVIP | 月7回 | 月3回 |
※1 ステージは口座残高や取引状況に応じて決定されます
※2 月30,000円以上の取引であれば常に無料
※3 有料の場合、168円〜262円の振込手数料がかかります
各ステージを達成するための条件は以下の通りです。
ステージ | 達成条件 |
---|---|
ベーシック | ハッピープログラムにエントリーする |
アドバンスト | 口座残高10万円以上、もしくは取引5件以上 |
プレミアム | 口座残高50万円以上、もしくは取引10件以上 |
VIP | 口座残高100万円以上、もしくは取引20件以上 |
スーパーVIP | 口座残高300万円以上、もしくは取引30件以上 |
合わせて、コンビニおける出金手数料もみておきましょう。
セブン-イレブン | 新規口座開設より6ヶ月間:月5回まで無料 以降は220円 ※ |
---|---|
ローソン | |
ファミリーマート | |
ミニストップ |
※ハッピープログラムの活用によって、月最大7回まで無料
いくら還元率が高いデビットカードといえど、ATM利用手数料や振込手数料で損をしていては元も子もありません。
必要な無料回数を確保できるように、ハッピープログラムを上手に活用していきましょう。
本人認証サービスに登録可能
楽天デビットカードでは、インターネット上で安全に決済を行うための本人認証サービスを使うことができます。
一部のネット通販や電子マネーへのチャージについては、本人認証を済ませていないと利用できません。
使い方の幅を広げるという意味でももちろんですが、やはりカードを持つ以上はセキュリティを高めておくに越したことはありませんよね。
国際カードとしても活躍
楽天デビットカードは、世界中の提携ATMにおいて、自身の預金を現地通貨で引き出すことが可能です。
ただし、海外提携ATMでは入金や残高照会はできません。
海外ATMにおける一日の最大利用額は20万円まで。引き出し手数料は無料ですが、海外ATMの場合は銀行独自に定められている手数料がかかる場合もあります。
楽天ポイントが貯まる
楽天デビットカードを使用するたびに、還元率1%で楽天ポイントが貯まります。
楽天ポイントはその名の通り、楽天系列の店舗やサービスを中心に利用できる他、EdyやANAマイルに交換して使うという方法もあります。
Edyへの交換に関してですが、3〜5%のEdyが加算されるキャンペーンが開催されていることがあります。
貯まった楽天ポイントをキャンペーンのタイミングで一気にEdyへと変換すればウハウハ状態ですね。ちなみに交換の限度額は以下の通りです。
- 月あたり:100,000ポイントまで
- 一回あたり:25,000ポイントまで
飛行機を頻繁に利用する方であれば、ANAマイルに交換するのもいいでしょう。
1,000ポイントごとに交換することができ、2ポイントにつき1ANAマイルに交換できます。交換に際して手数料は一切かかりません。
交換可能なポイントの上限は20,000ポイントまで。ANAマイルに反映されるまでには、1週間程度の期間を要することを覚えておきましょう。
Sony Bank WALLET(VISA)
次にオススメしたいのが、ソニー銀行のデビットカードであるSony Bank WALLET(VISA)です。まずは基本情報をおさえておきましょう。
国際ブランド | VISA |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行条件 | 15歳以上(中学生を除く) |
基本還元率 | 0.5% |
特徴 | ショッピング保険、紛失・盗難保険の付帯あり |
こちらも発行手数料・年会費ともに無料なので、維持する上でのランニングコストは一切必要ありません。
基本還元率は0.5%と先ほどの楽天デビットカードと比較すると見劣りしますが、優待プログラムを利用することで、還元率を上げていくことが可能です。
ステージ | キャッシュバック率 ※ | ATM手数料無料回数 | 振込手数料無料回数 |
---|---|---|---|
なし | 0.5% | 月4回 | 月2回 |
シルバー | 1% | 月4回 | 月4回 |
ゴールド | 1.5% | 月4回 | 月6回 |
プラチナ | 2% | 無制限 | 月11回 |
※キャッシュバックの上限は毎月20万円まで
※Yahoo!かんたん決済、TBオークション利用分については1加盟店あたり最大4万円まで
各ステージを達成するための条件は以下の通りです。
ステージ | 達成条件 |
---|---|
シルバー | ①〜③のいずれかを満たす ①月末の総残高300万円以上 ②「外貨預金の積立購入」月間合計額5万円以上 ③「投資信託積立プラン」月間合計額5万円以上 |
ゴールド | 外貨預金残高(円換算額)と投資信託残高の合計が 500万円以上1,000万円未満 |
プラチナ | 外貨預金残高(円換算額)と投資信託残高の合計が 1,000万円以上 |
ソニー銀行のキャッシュバックというのは他の銀行のポイントシステムとは少々勝手が異なり、翌月の25日までに銀行口座に直接戻ってくるお金のことを表します。
ポイントを交換する手間が省ける上、現金で返ってくるので使い勝手も良い。
各ステージの達成条件は、楽天銀行の場合と比べると少しハードルが高いですが、ステージなしにおいても手数料無料が複数回設けられているので、特段不足はないと言えるでしょう。
合わせて、コンビニATMにおける手数料も確認してみてください。
セブン-イレブン | 24時間365日、何回でも無料 |
---|---|
ゆうちょ銀行 | 月4回まで無料 ※5回目以降は110円 |
ローソン | |
ファミリーマート |
ご覧の通り、コンビニでATMを利用する分においても、手数料の負担を避けるのは難しくないですね。
ソニーストアでのお買い物がお得
ソニーストア(ネット・リアル店舗)での買い物は自動的に3%オフがかかるという嬉しいメリットがあります。
割引は銀座、大阪、名古屋、天神、札幌の各店舗かネット直販サイトである「ソニーストア」で適用されます。
ソニーストアはその他の家電量販店や価格.comの最安値などと比較すると少々高い傾向にありますが、メーカー保証(1年)と同等レベルの保証を無料で3年間つけることができる点にメリットがあります。
価格差を調べた上で、価値を感じるのであれば3%オフを活用しましょう。
付帯している保険
Sony Bank WALLETにはショッピング保険が付帯しています。
破損事故、火災事故、盗難事故などの偶然による事故に対し、年間50万円までの補償を受けることができます。購入日から60日間以内の被害が対象です。
宝石や貴金属、コンタクトレンズ、自転車など一部対象外の商品はあるものの、年会費無料のデビットカードで国内での1回払いに対しても保険が付帯しているケースは稀です。
もちろん、リアル店舗のみならず、インターネット上での買い物に対しても有効なので、安心して買い物を楽しむことができますね。
また、紛失や盗難に対する補償もあります。
Sony Bank WALLETが第三者に不正利用された場合、ソニーに通知した30日前にさかのぼり、1日あたりの利用限度額の範囲内で補償を受けることができます。
メール通知機能を活用すれば、不正利用された際にいち早く気づくことができるため、安心度合いはさらに高まりますよ。ぜひ、事前に設定をしておきましょう。
国際カードとしても活躍
Sony Bank WALLETも楽天デビットカードと同様に、海外のATMで現地通貨を引き出すことが可能です。
銀行はもちろんですが、主要な国際空港やショッピングセンターなどに設置されているATMでも利用できるので使い勝手が良いですね。
一部のATMにおいては、現地の金融機関所定の手数料がかかる場合があることは認識しておきましょう。
みずほ銀行デビットカード(JCB)
最後に紹介するのはみずほ銀行のデビットカード(JCB)です。基本情報から順にみていきますね。
国際ブランド | JCB |
---|---|
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:1,100円(税込) ※年1回以上の利用をするか、23歳以下であれば無料 |
発行条件 | 15歳以上(中学生を除く) |
基本還元率 | 0.2% |
特徴 | 海外ショッピング保険付帯あり |
前述の2枚と比較すると、年会費や基本還元率において遅れを取ってしまいますが、海外ショッピング保険がついているのが強みと言えます。
みずほ銀行のデビットカードも先ほど紹介したSony Bank WALLETと同様で、キャッシュバックシステムが搭載されています。
利用額の0.2%がみずほ銀行の普通預金口座へ自動的に戻ってくるので、ポイントを交換する手間は一切ありません。
みずほ銀行にも「みずほマイレージクラブ」という優待プログラムがありますが、残念ながら還元率を上げることはできません。
ATM手数料や振込手数料などにおいてメリットを得られるので、その詳細を確認しておきましょう。
条件 | 得られる特典 |
---|---|
①〜⑤のいずれかを満たす ①月に1度でもみずほデビットカードかみずほマイレージクラブカード(クレジットカード)で決済する ②みずほの口座に給与を受け取る ③25歳未満の学生である ④引き落とし口座をみずほ銀行に指定しているオリコカードで3,000円以上の利用 ⑤月末最終残高30万円以上 |
コンビニATM利用料月4回まで無料 |
①か②のいずれかを満たす ①NISA口座を保有(口座開設から2年間) ②月末最終残高50万円以上 |
・コンビニATM利用料月4回まで無料 ・他行宛の振込 月1回まで無料 |
①〜④のいずれかを満たす ①みずほデビットカードかみずほマイレージクラブカード(クレジットカード)で年間100万円以上の利用 ②資産運用商品の残高がある ③借り入れの残高がある ④月末最終残高500万円以上 |
・コンビニATM利用料月4回まで無料 ・他行宛の振込月4回まで無料 |
上記の条件を満たすと、その翌々月に特典を得ることができます。
たとえば、1月に条件を満たした場合、特典を得られるのは3月となり、2月は非対象です(前年の12月に条件を満たしていれば、2月も対象)。
みずほマイレージクラブのいずれかの条件を満たしていれば、みずほ銀行および、イオン銀行系列(イオン、ミニストップ、トップバリュなど)におけるATM利用は常に無料となります。また、みずほ銀行宛てであれば、振込手数料もかかりません。
月に1度でもデビットカードを使うという条件であれば非常にハードルが低くて良いですよね。これだけでATM利用の手数料が月4回まで無料になります。
海外ショッピング保険付帯
みずほ銀行のデビットカードの特徴でもありますが、海外ショッピング保険が付帯しているので、頻繁に海外へ行く方にとっては安心して使えるカードと言えます。
条件としては、年間100万円までが補償の限度額で、1つの事故につき10,000円の自己負担があります。
対象となるのは海外における購入のみであることをお忘れなく。
旅行傷害保険も充実
デビットカードで旅行傷害保険が付いているものはほとんどありませんが、みずほ銀行デビットカードなら充実した補償が付帯しているので安心です。
旅行に頻繁に行く方であれば、基本還元率が低いことを度外視しても、みずほ銀行のデビットカードをチョイスする価値はあるでしょう。
こちらに関しては国内の旅行も対象となります。旅行代金をみずほ銀行のデビットカードで支払っておけば、安心して楽しむことができそうですね。
国内旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険 | |
---|---|---|
傷害による死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 | 最高3,000万円 |
傷害による治療費用 | – | 100万円限度 |
疾病による治療費用 | – | 100万円限度 |
賠償責任 | – | 2,000万円限度 |
傷害携行品の損害 (年間100万円程度) (自己負担額1事故3,000円) |
– | 1回の旅行につき 20万円程度 |
救護者費用 | – | 100万円限度 |
ゆうちょ銀行デビットカードのよくある質問
Q,ゆうちょ銀行のデビットカードでETCカードは発行できますか?
A,ゆうちょ銀行デビットカードを含め、どの銀行のデビットカードでもETCカードの発行は行っていないのが現状です。唯一、北陸にある北國銀行のみデビットカードでのETCカードを発行しています。
Q,ゆうちょ銀行のデビットカードの限度額はありますか?
A,ゆうちょ銀行デビットカードの限度額は、口座に入っている金額が限度となっていますが、自分で1日の最大利用額を設定することも可能です。
Q,ゆうちょ銀行のデビットカードは高校生でも作れますか?
A,ゆうちょ銀行のデビットカードは15歳から申込可能なので、高校生でももちろん利用可能です。銀行口座に入金されている分だけ、VISAが利用できるお店ならどこでも利用可能です。
ゆうちょ銀行デビットカードまとめ
デビットカードは使いすぎを防いでくれる上、ポイント還元やキャッシュバックを受けることのできる頼もしいカードです。
審査なしで発行できるというお手軽さも魅力なので、ぜひあなたのライフスタイルにあった一枚を見つけてみてください。
ちなみに私は、もちろん還元率の高い楽天デビットカード(JCB)と、海外旅行保険が付帯しているみずほ銀行のデビットカードを持っていますよ。